PRP療法とは (多血小板血漿治療)

PRPとは

血液の中には、傷を治す働きを持つ「血小板」という成分があります。血小板にはたくさんの組織の成長や修復に関連する物質(成長因子)が含まれており、組織修復を促進することが知られています。

多血小板血漿 (Platelet-Rich Plasma: PRP)は、特殊な技術を用いて血液中の血小板を濃縮したもので、1998年の歯科口腔外科の利用に始まり、整形外科・スポーツ医学の分野でも海外を中心にその効果が認められ、プロアスリートから、一般の方まで幅広く使用されるようになってきました。自己治癒力再生能力を引き出して組織再生や創傷治癒を促したり、抗炎症作用を発揮したりすることで、痛みが取り除かれていくと考えられています。

 

PRP療法

ご自身の血液を採取し、遠心分離機と特殊な閉鎖式精製キットを用いて作成し、これを患部に直接注射するのが、自己PRP注入療法で、再生医療の一種です。PRPは自分自身の組織のため、感染症や拒絶反応の危険性が少なく、また、処置は採血と注射のみのため、侵襲の低い治療法です。

再生医療届け出施設 再生医療学会認定医在籍

日本国内では、再生医療を行うにあたって届け出が義務付けられており、当院は細胞培養加工施設としての認可を受けています。(細胞培養加工施設番号FC3180050)

また、再生医療学会認定医も在籍しておりますので、安心して治療を受けられます。

 

PRPの作用

① 凝固反応の結果形成されるフィブリン網が遊走してきた間葉系細胞の足場となる。
② 血小板中に含まれる多種の成長因子が放出される。PRPはサイトカインのカクテルとも言われ、代表的なものに以下が挙げられます。

 

PRP 多血小板血漿 PDGF VEGF TGF-b FGF 

 

費用について
PRP療法は、日本ではまだ保険診療の対象外のため、自費診療扱いとなります。
ご不明な点は、まずはお電話にてお気軽にお問合せください。
ご予約もお受けしております。
TEL・FAX 03-5204-0311