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東京駅・日本橋の内科・消化器内科・腎臓内科・産業保健【日本橋えがわクリニック】

骨粗鬆症治療の考え方

「どこも悪くないのに、なぜ骨粗鬆症の治療をするのですか?」といった質問をお受けします。実は核心を突く質問です。

下の表は、疾患と実際に現れてくる所見、そして、その疾患を原因として起こる有害事象(イベント)を表したものです。

 

疾患 所見 イベント
高血圧 血圧上昇 脳出血
糖尿病 高血糖 網膜症
動脈硬化 高コレステロール 心筋梗塞
痛風 高尿酸血症 関節炎
骨粗鬆症 骨量減少 骨折

 

高血圧で治療をしている方は多いと思いますので、例に挙げますと、「高血圧」自体は極端に高い場合は頭痛などの症状を出しますが、多くは無症候性です。「気づいたら高血圧だった」、「健康診断で指摘された」などから、治療を開始する方が多いのはそのためです。しかし、高血圧治療に疑問を抱く方はそれほど多くないと思います。なぜなら、その最終的なイベントである、脳出血などの血管疾患のリスクや恐ろしさをご存じだからです。

骨粗鬆症は骨強度の低下を特徴とする疾患で、骨折リスクが上昇するのみで、基本的に臨床症状は起こりません。

合併症である骨折を起こして初めて、症状を起こします。

骨折が健康に様々な不利益を起こすことは、前回の「骨粗鬆症の問題点」で説明したとおりです。

治療や予防の目的は、高血圧や糖尿病と類似します。骨粗鬆症の予防と治療の目的は骨折の予防です。

予防と治療はもちろん、以下の3本柱のように運動食生活など生活習慣を基本としますが、ある程度進行したものでは薬物療法も必要です。

 

次回は「骨粗鬆症の予防」について説明いたします。

骨粗鬆症① 骨粗鬆症とはどんな病気か?
骨粗鬆症② 骨粗鬆症による問題点
骨粗鬆症③ 骨粗鬆症の診断

骨粗鬆症が心配、健康診断で指摘された、治療や予防について聞きたいなどは

整形外科 二見一平 (骨粗鬆症学会認定医)までお気軽にご相談ください。ご家族のご相談も承ります。

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