東京駅・日本橋の内科・消化器内科・腎臓内科・産業保健【日本橋えがわクリニック】

骨粗鬆症の問題点

骨粗鬆症ではどんな問題がおきるのか?

骨粗鬆症は、自他覚症状を呈さないことも少なくありません。
加齢に伴い、背が丸くなり、身長が低くなることは老化現象とも考えられていますが、その実質は脊椎の変形です。骨折や腰背部痛を認めることもあります。

骨粗鬆症では、元々、皮質骨が薄く海面骨も少ない骨幹端部、大腿骨頚部や上腕骨頚部などの骨折が起こりやすくなります。

では、今度は骨折するとなにが悪いのか?

下のグラフは椎体骨折が1つの患者と2つ以上の患者の比較ですが、2つ以上の患者で明らかに日常生活動作(Activities of Daily Living : ADL)が阻害されています。
つまり骨折が増えるごとに継続的に日常生活が制限されます。

 

実際に厚労省の発表では要介護、要支援の原因の21%は関節疾患、骨折、転倒です。

さらには骨折をすると生命予後が悪くなることもわかっています。各骨折後の死亡のリスクを骨折のないものを1として相対評価すると、大腿骨頚部骨折で6.7倍、椎体骨折(背骨の骨折)で8.6倍死亡のリスクがあるというデータもあります。

 

 

骨粗鬆症の治療と考え方についてはまた解説しますが、

骨粗鬆症により、骨折のリスクが高まり、実際に骨折が起こることで、日常生活が制限され、生命予後にまで影響がでる可能性があります。骨粗鬆症の治療の意義はこれらを予防することです。

次回は、骨粗鬆症の検査と診断についてです。

骨粗鬆症① 骨粗鬆症とはどんな病気か?

骨粗鬆症が心配、健康診断で指摘された、治療や予防について聞きたいなどは
整形外科 二見一平 (骨粗鬆症学会認定医)までお気軽にご相談ください。ご家族のご相談も承ります。