骨粗鬆症

骨粗鬆症とはどんな病気か?

 

骨粗鬆症の定義ですが、「低骨量と骨組織の微細構造の異常を特徴とし、骨の脆弱性が増大し、骨折の危険性が増大する疾患」とされ、簡単に言うと、「全身の骨の量の減少によって、骨がもろくなり、ちょっとしたことでも骨折しやすくなっている状態」です。

 

骨は当然のことながら生きた組織であり、常に破骨細胞による骨吸収骨芽細胞による骨形成を繰り返すことで、再構成(リモデリング)されています。下図のように骨吸収と骨形成のバランスが等しければ、骨量は保たれますが、骨形成を骨吸収が上回ると、骨量が低下し骨粗鬆症の状態となります。

 

 

近年では実際の骨強度は、骨量(骨密度)だけではなく、骨の質:骨質も考慮する必要があるとされています。

骨粗鬆症は大きく分けて原発性と続発性があります、続発性には内分泌性や薬剤性もふくまれます。

今回は閉経後、老年性骨粗鬆症を中心に記載します。

 

骨量は加齢によって減少し、特に女性では閉経後に大きな減少を認めます。

日本人の平均寿命は世界最高基準であり、男性で78歳、女性では85歳以上となっています。

現在では約5人に一人が65歳以上の高齢者となっており、これらの結果、骨粗鬆症の人口も増加しています。約1300万人の骨粗鬆症患者がいると推定されており、骨粗鬆症に関連する骨折は年間100万例と推定されます。

 

具体的には50代女性の10人に1人、60代女性の3人に1人、70代では2人に1人が骨粗鬆症と考えられています。

 

では、骨粗鬆症ではどういった問題が起こるのか? それについては、次回ご説明いたします。

 

骨粗鬆症が心配、健康診断で指摘された、治療や予防について聞きたいなどは

整形外科 二見一平 (骨粗鬆症学会認定医)までお気軽にご相談ください。ご家族のご相談も承ります。